2008年5月1日木曜日

漢字物語ー白川静文字学入門

宮日新聞、「漢字物語~白川静文字学入門」。<際>という字が採り上げてある。先月は<友>。共同通信社からの配信で小山鉄郎とある。小山鉄郎さんの本、「白川静さんに学ぶ漢字は楽しい」の著書がある。(共同通信社出版)
宮日新聞の記事は毎月第一木曜日、10回ぐらいとのこと。4月より今日で2回目。少しでも多くの人の目に触れてほしいものだ。
白川先生は多くの著書で「文字は神にものを尋ね、文字は神とともにあり、文字は神であった」と言われ、「神との交流が文字であった」と述べておられる。アカデミックでない世界に身を置かれた先生に光があたったのは晩年ではあったが知る人は知っていたのだろう。今日のNHKの放映でも撲社の講義には10名程度の集まりであったとか。でもその充実たるや、後の様々な発表の元であったということだ。
白川先生の姿勢は大きな幹がある。微動だにしない、東洋思想。詩経、万葉集に始まり民族学、考古学など。その根底にあるのが文字、古代文字。古代文字を解き明かせば当時の社会を推し量ることが出来るとのお考え。確かに文字の容を解字していくとついつい引き込まれてしまう。時間も惜しい位楽しい。文字の繋がりも字解説明に合点する。
明日5月2日10:05からNHK白川静先生のこと放映。
見ていただきたいです。


                                                        

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