2010年5月31日月曜日

畑でリフッレシュ

昨日は本当に久しぶりに畑へ行く。タマネギを植えたまま、個展で心せわしく畑を気使う余裕がなかった。草が枯れてしんなりするまでになっており、それを片付ける。ほんの少しだけしか済ませられず、それでも草抜きは心を穏やかにしてくれる。口蹄疫で仕事は開店休業。教室が使用禁止。非常事態宣言の解除も全くめどがつかない状態で農家の置かれている状況は大変なもの。それも報道される状況とはかけ離れた現実をネットのブログや写真で知る。マスコミは隔離状態の本当の現場を報道することなく上辺だけのつなぎあわせでお話を仕立てているようにも思えてくる。こうなったら現場で現実に直面されている皆さんが情報を発信されるより他に手はないように思う。大変な現場を声を挙げて周りに訴える。日本人はこうしたことには不慣れだが今回は受身ではいけない。まずは皆に知らせること、この時代にこのような筆舌につくし難い現実を抱えて苦しんでいる人がいることを。
大臣さんでさえ現場まで行かないで引き返すとは・・・・・

引きこもっている毎日、依頼の作品の草稿を練りながら鬱々と過ごす。牛や豚の無念を思えばこれしきのこと!

2010年5月25日火曜日

口蹄疫ワクチン接種

「川南町の牧場ムッチーだよ~ん」のブログで牛にワクチン接種されたことを知る。読みながら涙が出る。飼い主の無念はいかばかりか。仕方がないとは言えこの合理的な世の中だったはずなのに歯車がだんだんずれて来ている。当然と思って享受して来た物は実は奢りの最たるものだったのではないか?足るを知らず唯ひたすら豊かさのみを追い求めてきたつけがこのような口蹄疫の形で降りかかったのかもしれない。私も含めて現在置かれている状態を把握するのはたやすい事ではない。無くならないとその物の価値は認識でき難い。生きているだけで充分幸せなはずなのだが誰も当然と思うばかりで感謝を忘れている。やがて亡くなる牛、豚は何と言ってあの世に行くだろうか。無駄死にならないように少しでも何かを学ばねば。
それにしても、哀しい現実。ウイルスよとまれ!

2010年5月24日月曜日

ドイツ アートフェア出品作品応募

海外出品作品相談所から ドイツアートフェア出品作品募集の案内が届く。出品料は国内のそれと余り格差はないので私でも何とかなりそうで応募することにした。まず、作品の写真審査をパスしてから。早速5枚の写真を送付して審査を待つ。タイトルは「神さまのおくりもの・・・・漢字たち」。 作品は 「家族」・「遊ぶ子ども達」・「春夏秋冬」・「顕」・「招福」。小作品ばかりだから審査通過したらP20に書き直すことになる。
応募が少なかったり何らかの理由でブースが埋められなかったら取り止めだという。あらかじめ海外へ作品を送る時のいろはを知人に聞く。関税だとか作品梱包、郵便事情、お国で異なる宅急便など。全く知らない事ばかり。海外の芸術発表は開かれた道がない。個人で探すとなると暗闇を手探りするようなもの。まして、地方に居て情報が少ないとなれば得られた情報を確実に追うしかない。回数を踏めばその内感覚的に何かを掴むことも出来るだろう。当たって砕けよう!!

2010年5月21日金曜日

木片タイル

依頼されていた作品の原稿を書く。一日ではこれはというのがなかなか出来ないけれど日にちを置いて推敲していけばそれなりに納得いくものに仕上がるだろう。仕事の一段落したその時フット息を抜いて、小物の作品を書いてみる。木片のタイルを広げていっきに書いていく。


「川南町の牧場ムッチーだよ~ん」を見る。牛は無事。でもワクチンを受け入れることになったとのこと。ここまで頑張った!・・・・のに。現実は厳しい。人の嘆き、牛の哀しみが聴こえる。

2010年5月19日水曜日

政府の対策

児湯郡の畜産(牛、豚など)は全て殺処分されることになった。皆殺し・・・・非情なことだがどうしようもないのだろう。これ以上の蔓延を食い止めるのはこれでも万全とはいかないのかもしれない。唯、見守るより他はない。私たちに出来ることは出歩かないこと、消毒を受ける事、他になにがあるのだろう。23日は宮崎で審査会が控えているけれどこれも欠席するほうがいいのかもしれない。直接畜産に関係ない立場でもどこでどのようにウイルスを運んでいるかわからないので考えてしまう。
畜産農家は家族同然の家畜を処分となると・・・考えただけでも痛々しい限りだ。言葉のかけようもない。
「川南町の牧場ムッチーだよ~ん」を見て胸をなでおろす。ああ!よかった。今日も生きていて。知り合いの処も何軒かまだ健在のところがある。直接聞けないから何となく人伝に聞いて安心していたけれどもう時間の問題だ!ワクチン接種して処分するのは。  哀しい現実。

2010年5月18日火曜日

口蹄疫の影響

今日から仕事が出来ない。町立公民館の使用禁止。知事は宮崎県に非常事態宣言を出す。風評被害も出る。今日は昨日より三万頭余りの罹患を発表、これでのべ11万頭あまり、新富町まで蔓延している。止まるところを知らず・・・・・唯息を潜めて見守るほかは無く。
直接関係なくても今からあらゆる所に影響が及ぶだろう。責任の所在よりも対策が先。果たして消毒はどれだけ効いているのだろうか?目に見えないウイルスはどこを飛んで行くのか。闇のなかを手探りで進む事態。こうしている時もじわじわ迫って来る。ウイルスよ進むな!!!!

2010年5月17日月曜日

祈り

昨日の夕方、口蹄疫の現状を私なりに出来ることを考えてとある東京の神社へ電話でお願いを試みる。事情を話して禰宜の方への取次ぎをお願いして今朝ようやく連絡がつく。宮司の方は気の世界以上の力をお持ちでこの現状に何かの示唆を与えて下さるに違いないのだけど今は入院中とのこと。禰宜の方がお祈りをして下さる由。その連絡を貰ってしばらくして国の口蹄疫対策本部設置の報道を聞く。偶然でもいい、少しでも好転すれば。祈りは通じる。多くの人が祈っているはず。牧場ブログにも沢山の励ましが届いている。今日現在8万5千頭の半分は処分待ち。埋設地が見つからなくて待機状態を今朝の映像は流していた。ウイルスがどのような経緯で蔓延するのか分からないけれど5月7日罹患した豚は10日生かされている。一覧表で見ることができる。早急に対策が講じられない結果。個人レベルではもうどうしようもないのだ。皆涙を流しながら頑張っている。何とかして欲しい!!!!

2010年5月16日日曜日

口蹄疫

ブログ・・・弥永睦雄さんの「川南町のムッチー牧場だよ~ん」を見る。悲痛な叫び声とうめきが伝わる。連日の被害はさほどの緊迫感はマスコミでは伝えられていないのではないだろうか?昨日の宮崎牛の種牛に及ぶに至って全国放送の電波にようやく乗ったという感じがしている。8万頭を超える牛、豚が処分され、畜産農家が廃業に追い込まれる事態を何故余り報道しないのだろうか?選挙がらみだとかいろいろ囁かれているけれど、今日明日の生活が懸かっている人々のこと収束の気配すら見えないことを考えればそのような悠長な事を言っている場合ではないはず。山本で仕事をするのだが銀座線は車も本に少なく何となくゴーストタウンを思うほど沈痛な空気が漂う。軒並み畜舎があるからおそらく既に感染して処理済かと思われる。作業をする人々の心痛も想像を絶するものにちがいない。「牛が鳴くのよ」「おなかに子を抱えているのはなかなか死なないので他の子牛を連れて来ると安心したように死ぬのよ」そのような話を聞いていると涙があふれてくる。自分たちも生き物なのに人間はむごい!だからといってどうすることも出来ないのだけど悲しみ苦しみを共有することは出来る。これ以上蔓延しないように祈るほかない!

2010年5月10日月曜日

次回へ

予定していた秋の東京の個展は抽選外れで会場を今から当たってみなければなりません。経費を抑えた会場となると・・・・・来月にもう一度12月のシビックセンターを当たってみてそれから考えましょう。作品を創るエネルギーがあるうちは発表の場を確保しつつ進みたいのですが、いかんせん先立つものが乏しいと心細くなってしまいます。お金は天下のまわりもの!

2010年5月9日日曜日

個展千秋楽

今日は個展最終日で午後二時から尺八とのコラボレーション。サイズ二尺×六尺で三枚と三尺×ハ尺で一枚計四枚の作品を書く。抽選で四方に。その内三枚は知り合いの処へ行く。作品にも意志があるのかしらと思ったことだ。(よく考えると来て頂いてるのは大概知り合いなのだが)

名司会はつくみやのご主人。今日は腕を振るう程のお客様ではなかったので少し気の毒でした。尺八の音色は作品毎に途切れていたのでアドリブでも連続的に流れがあるほうがよかったのではないかな。ともあれ、無事に終えることが出来てホットする。さあ、明日からは日常の流れで行きましょう。関係者の方々本当にお世話になりました。観に来ていただいた方々にも感謝申し上げます。

2010年5月8日土曜日

気の世界の話

散歩の道すがら立ち寄ってくださるお人と気の話になった。お客さまの途絶えた会場でひとしきり議論。気とか目にみえない世界など信じられない、科学で証明出来ないではないかと仰せられる。私はそれに反論するのだけど、むろん解かってもらえない。もどかしいのだが、ないと信じている人にあると説明するのは至難の業だ。気の研究その道の科学者でさえ巷のわからずやを納得させられないのだから何をかいわんやだ。一年後にまた議論しましょうと帰って行かれてすっきりしない気分が残る。

作品は概ね佳い気を放ってくれている。約50点あまりの作品たちはそれぞれ自己主張しながら穏やかにお人を引き付けているように見える。生花も含めてチームプレイで会場が成り立つ。さあ!次回はこれをどのように展開すべきか想いを馳せながら一日を終る。明日は最終日、どうか沢山のお人に見ていただきたく念じるばかり。漢字のかみさまどうぞ佳きお取り計らいをお願いいたします!!!!

2010年5月7日金曜日

個展4日目

今日はまずまずのお客様。平日のほうが多い?
口蹄疫の為町を出る時、入る時車を消毒される。知り合いも家から出ない。菌を貰ったり出したりが怖いから。なにせ目に見えないものだし、どこでつくか全くわからないので動かないに限るという。何が運びやになるやわからない。どうしてこんなことになるのだろう。牛や豚の行方を想うと哀しい。勿論人の生活も大切、おおきな試練を与えられている。
いろいろな事を考えて一日を過ごす。
作品がはけなくてもこのくらいの事で何が言えようかの心境になる。
唯このような活動が出来るだけでも感謝なのだ!

2010年5月5日水曜日

個展二日目


今日の宮崎日々新聞に会場の様子がカラーで報道されていた。新聞を見て来たと何人かの人の来場がある。概して休みは人出はにぶい。ゆっくり同級生と語らう。ゆったりした時間が過ごせるのもまた有難い。絵の先生いわく、自分だけで自分の作品に向き合うのも幸せなんだよと。ステージで自分の踊りを客席から自分で観賞するのに等しいということ。考えようでいつでも幸せになれる。

2010年5月4日火曜日

個展初日




個展初日。連休中日で街の中は人影は疎ら。だから皆は祝日は展覧会などは避けるのだ。わが身の不甲斐なさを思い知る。昨秋の東京も祝日、ひょっとして今秋の東京も祝日?の可能性あり。皆が手を出さないので空いているから。ないよりましで決定する。贅沢な休暇、自分の作品観賞会と考えればこれもまた乙というわけだ。会場を眺めて今回はバリバリの書の作品がない!用意をして持ち込んだのだが展示されていない。金文、古代文字と詩、俳句の類だけ。漢詩がない。行書、草書の見慣れた習字の卒業文字がない。うかつだったなあ。くどうなおこの詩と金文のパターンで統一。感想は如何でしょうか。明日が楽しみ・・・・

2010年5月3日月曜日

作品の搬入

5/4(火)~5/9(日)宮日会館2Fギャラリーで石井琴月の楽しい書小品展へ向けての作品搬入。
9日は午後2時より尺八とのコラボレーションもひかえている。 

午前7:30家を出る。ゴールデンウイークの人出はこの時間でも車は多い。混みを見越して早めに出たのは正解。9:00から作業開始。助っ人2人。業者は午前中だけで午後少し3人で雑用を済ませる。看板の不備、花生けを明日仕上げることにして一応3時ごろ完了。明日も早めに家を出て残りの作業をしよう。今回はタペストリーが入った為作品の数が少ない。会場効果を考えると今回制作した物を全部ではなくて前回のを少し混ぜることになった。額の色、漢字、仮名、大きさなどを考慮するとそのようになる。したがって、会場に持ち込む作品は割と多いけれどそれが全部日の目を見ることにはならない。それでも自分のお気に入りの作はついとらわれてしまうのだが。恙無く明日は幕を開けられる。色んな人の助けを借りて船出出来ることは有難い事。感謝!この上はお客様に少しでも多く見て戴くこと。佳き風が吹きますように。

2010年5月1日土曜日

忘れていた森の花たち




一月前の森の花たち
今はこれが全部葉に変身