2010年12月31日金曜日

行く年

今から船のお祭りをする。今年一年の感謝と来年の安全、豊漁を祈願してお神酒、平(煮しめ)、ごはん、刺身をお供えして後船主が少し戴いて残りをそのまま出初までおいて置く。竹、松、譲葉をセットしてお飾りするのが普通だったけれど我が家は最近それを省く。葉っぱが散るのがめんどうと言う事らしい。 女将は神さまも面倒で漁を省かれるのではないのかと心配するけれど船主は涼しい顔。
さて、来る年はどんな佳い歳になるのだろう。還暦で再度の出発なのだから何事も新規一新、あくせくせず身丈に合った生き方がしたい。描ける希望は大切にこつこつ達成に向け歩もう。
今年も周りのみんなに感謝!

2010年12月30日木曜日

介護10年選手

実母の介護、十年経る。親は年老いの見本を見せながら子供を育てているのかもしれない。つい、姉妹に愚痴ることもあるけれど冷静になるとこれは自分に必要なのだと納得する。出来るだけの事はしようと思う。後に悔いを残さぬように。遠方に居て気にしながらというのはもっと大変なはず。そこ、10分、20分で動ける距離に居て何の不満があろう。介護施設でお世話になっているとこちらの都合でのぞく程度の事、週二回の洗濯さえこなせば後は全てお任せで通る。こんなに有難い状況なのに勝手なもので今日は妹に当たってしまった。そう、誰の為でもない、母と私の問題なのだ。母にすることを摩り替えてはならない。当たるということは代わって欲しいとの裏返し。人に当たってはいけない、自問しなければいけないのだ。少々反省する。

2010年12月29日水曜日

仕事収め

27日は宮崎空港に個展の折衝に出向く。係りが変わって一年が過ぎた。空港の3Fのギャラリーでの個展を希望して3年以上になる。前任者の時もアウト。今度もなかなか事が運ばない。理由は前例がないということ。唯、これだけではねられる・・・・今の係りになってもう、三度足を運ぶけれど埒が明かない。きっかけが必要なのだろう。誰か、何か、彼の肩を押すものが必要なのだろう。それは一体何だろうか?課題を残して今年が収まる。が私個人としたら概して佳い事に恵まれた来し方であった。淡々として過ごそう、焦らず弛まず。感謝の一語に尽きる。成らないのは時期尚早という事。

2010年12月26日日曜日

恩師の喜寿




中学校のバスケットのクラブ活動の顧問の先生の喜寿のお祝い会が竹乃屋であって三十余名が集まる。45年も昔の懐かしい面々。皆楽しかった、まだ青春にはまだ届かない若い青い時代を思い出しながら話が弾んだ。コートがまだ屋外にあって時にはころがる石を拾いながら、先輩に見習って一生懸命グランドを走ったことをおもいだした。「あんたはへたじゃったがねー」今でもいわれる。 本人も自覚していて、だったら人一倍動かなくてはと頑張ったものだ。それでも皆には及ばなかったけれど・・・・あの頑張ることを学んだのは一生の宝だとおもう。楽しく頑張る事を教えてもらった。先生は相変わらず歳をとられない。いつまでも中学校時代の顔なのは全く不思議。よく我々のめんどうを見てくださった。卒業して訪ねていくとそれはそれは申し訳ないほどご馳走して下さる。教え子は沢山いるのにその誰にも分け隔てなくそうしてくださるらしいのだ。多分先生のサラリーは殆ど我々の為に消えたのではあるまいか。先生は今でも昔と変わらず接して下さる。今度は我々がお返しする番。喜寿のお祝いぐらいしか出来なかったけれど次のお祝いをしようよと言ってお開きになった。有難うございました。先生それまでお元気で!こういうことが出来た事に感謝です。

2010年12月24日金曜日

呼吸法のその後

個展の期間中も大方毎日朝夕トレーニングは欠かさない。お陰で精神的にはとてもフラットを維持。日常となんら変わらず淡々と流す事ができた。会期を終えて自宅に帰って来ても疲れは全く感じることもなく過ごせる。普通なら一仕事終える度にお決まりのように気が抜けた状態になるはずなのに今回はそれがない。こんなに平常で居られるのはやはり、呼吸法の成果だろう。このトレーニングは満三年目、明けると四年に入る。確実な歩みと見える。三ヶ月に一回など教室へは参加出来なくても、わずかな歩みでも、やる事を確実に自分の物にする為の努力をする必要がある。時には心細くなったりもするけれどその度に関連する本などに励まされて続ける。継続は大きな力になる。針ほどの進歩でも嬉しく自分を励ますことになる。今回のこの状態は今までのトレーニングは間違っていないことの証。これだけでも充分な力となる。有難いことだ。

2010年12月21日火曜日

墓標




今日のお稽古の教室に生徒のおじいちゃんが来られた。お米を抱えて。孫が畜魂碑の墓標を書いたことを言われる。既に中学生でもう教室には来ていないのだが、わたしのことを思い出してお礼に来られた由。口蹄疫でご自身の家畜を処分されてのこと、孫が書くことになっていろいろ思われたと話される。まだまだ終っていない・・・・はやく癒されることを願う。

2010年12月20日月曜日

荷物帰る

今日作品が帰る。午前中に到着。熊須さん作製のミニ額はやはり受けがよかった。お手ごろ価格だしミニはじゃまにならない。カレンダーも人気商品。作品のはがきも割合買ってもらえるが作成に手間取るので日頃から心して作っておくべきだ。なかなか押し迫らないと仕事をしないので・・・・・・今回は手ぬぐいの作品はなし。グッズも常に少しずつ溜めて置かなくちゃならない。反省点の一つだ。ワッカの作品とさいころはもうすこし踏み込んで実用性を追求すべしとアドバイスあり。確かに、これも言われてみれば納得。こうして多方面から指摘されるととても参考になる。次のステップになる。気が付かないことは沢山あるから。
さあ、これから三月の宮日の個展向け始動する。
頭の中でフランスがちらちらする。計画は漠然としたものだが既に何かが動き始めている。口にすると自分も周りもそれに焦点を合わせてくる。思念とは不思議なものだ。今日はそういう体験をする。幸あれ!

2010年12月18日土曜日

出会いに感謝


東京個展無事に終了。わずか四日の間に様々の出会いあり。四百人位の人に見て頂いたなか、感動的な出会いが沢山あった。飛び込んでお手伝いをして下さる方、何百枚もパンフレットを配ってくださった方、会場当番をしてくださった方、最後の日の詰めに来場いただいて搬出の作業をしてくださった方、いずれも最初から計画のなかにはなくとも当然なかったら困ったであろう時に必要な時に必要な応援が得られるというのは神の業のなにものでもない。あせらなくともよかったのだ。ドンと構えていたらよいということなのだ。こんなにうまく廻っていくことに心から感謝しよう。全てのことは何も心配なく廻る。廻らない時はその必要はないということなのだ。・・・・・・・今回はいろいろな事を学ぶ事ができた。次回は笙とのコラボに向けて努力しよう。きっと新しい展開があるだろう!   

2010年12月11日土曜日

メンタルヘルス

明日、個展の為の上京を前倒しで呼吸法の教室へ。西野先生は不在らしいがメンタルヘルスをしよう。気を充分に入れていざ出陣。準備万端だと気持も佳いではないか。実際、身体の中を気が流れると爽やかになる。これは理屈抜きに経験してみるとよくわかる。知識より体験を積み重ねること。「百聞は一見にしかず」・・・・・・・本当に生きている内によいものに廻りあった。感謝!明日は一番列車で朝一の飛行機7時半フライト。輝く未来をイメージしよう。

2010年12月10日金曜日

個展 荷物発送

業者に託送して荷物を今日発送する。今回はミニ額以外は余りグッズがない。際になってプリンターの調子が悪くなり借りてきたプリンターも新しいのに調子が悪い。もう、これはするな!ということだと引き下がる。大体すべきことはして来たから後は神さまにお任せしよう。
昨日は応援団から便りあり。送ったはがきをコピーしてコメント付きで配って頂いている由、有難いことだ。周りの有形、無形に感謝しょう。独りの力ではとうてい及ばない処をサポートしてもらう。こうしたお陰に報いるように頑張らねば!今回はぴえろも助けてくれる。
明日は出掛ける前にしておかねばならない仕事をして、概ね準備が整う。

2010年12月6日月曜日

海外出品相談所 個展告知

海外出品相談所を通じて告知を依頼、皆に流してもらう。

さて、いよいよ秒読みの段階。今日は留守の間の仕事の段取りと作品の釈文を書く。あと少し荷造りなどをする。

昨夕は高校OB書展懇親会。整体をやる先輩に歪んでいる腰と首を直してもらう。だが、今日は後遺症?少々身体が痛む。どうしたことかな。歪んでいるなりのバランスを取っていた事だろうか?日頃使わない筋肉など伸ばしたからか、いずれにせよ困ってもいないのに調子に乗ってはいけない。自分の勘を重んじるべし。ちょっぴり教訓・・・・・

2010年12月4日土曜日

高鍋高校書道OB展

今日午後から美術館で当番。知り合いがちらほら。じっくり自分の作品を眺めながら、手書きから余り離れないようにするべきかな?と少しおもう。原画さえあればいかようにも変身させられる機器を使いすぎると手書きの妙味を失う。器械を通したものは生気が感じられない。影や色はあくまで演出に止めるべきでそれに寄りかかるようでは力がないということだ。斉藤先生の色紙サイズと条幅の作品を見て流石に脱帽する。穏やかな表現ながら見る人をほっとさせる何かがある。少しも力んでないし見せ場とて無いようにした作品だが何か魅かれる。そういう作品を創りたい。斉藤先生の声が聞こえる・・・・・

2010年12月2日木曜日

行灯の作品


綾のきりえ作家と熊須工房と私の合作の行灯が仕上がる。三面に寿、郷、魚を書いて板に貼りつけて糸鋸で切り抜いていく。枠との接点がないと宙ぶらりんとなるため白黒の密度を考えながら文字を書く。バランスに難儀したが三人とも初仕事にワクワクして取り組む。出来上がりを早速持ってきてもらった。楽しい仕事だったねと言って手渡されたので私も嬉しくなる。

最初のイメージのような出来具合で多分三人とも満足のはず。切り抜くのにまる一日は掛かったというし工房の仕事は丁寧そのもので熊須さんに付いているお客さんは沢山いる。二人の仕事に乗る事ができたのはラッキーなこと。後は私のお客さんの反応である。今の時代遊びを必要としている人に出会えるかどうかということだ。機会を待つのみ。幸あらんことを!

2010年12月1日水曜日

DM発送  

さあ、今日から師走。正しく走らねばならない。が実はとてもスロウなのだ。気ばかりは走る。昨日までにDMを書き終えて今日発送、弦を担いで大安。馴染みの方が50枚を配って下さる連絡あり、このような周りの助けが本当に有難く力が出る。自分を肯定しながら進む時ちよっとした言葉さえ励ましとなる。発送のついでに森に寄って椎の木に言葉をかける。(言葉を掛けられたくて・・・・・)

昨日は高校書道OB展の搬入、3点を出品。ぴえろ、あいうえお物語(五十音の字源)、やなせたかしのアンパンマンの詩いずれも楽しいもの。この書展も年々出品者が減ってこのままだと何年か置きでの開催となるかもしれない。「斉藤先生の教え子たち」での出発だったので若い方の開拓が出来ていない。世代が確実に交代しつつある。
この後6日からは小森先生の社中展、これは招待で出品の予定。若い頃から20年余り育てて頂いた恩のある先生。皆の助けあっての今の自分、全てに感謝!